電書ちゃんねるBlog

電書ちゃんねるの管理人がたまに書くブログ

やーいやーい。俺の端末 kobo Touch

ろす

聞け、電書ちゃん。我が国では8月になるとコミックマーケットという催しがあるが僕たちには一切関係ない。ごく一部のマニアックな層からちやほやされたい、などという浅ましい願望はきっぱり諦め、電子書籍市場の離陸の見届けるのだ。

電書ちゃん

あんたの前フリはツッコミどころの宝石箱ね。で、その手に持っているのは何?

ろす

よくぞ聞いてくれた。紹介しよう。僕たちの新しい仲間「コボっち」だ。

電書ちゃん

いや、kobo Touchでしょ。

ろす

違う。コボっちだ。コボっちはただのkobo Touchじゃない。
電書ちゃんのデンショドライブの波動の影響を受けたおかげで自我に目覚め言葉を話すんだ。
そうだったよね、電書ちゃん。

電書ちゃん

え? え? 何その聞いたことのない後付け設定。

ろす

さあ、コボっち、改めて電書ちゃんに挨拶だ。

電書ちゃん

Speak in Japanese!

ろす

Hahaha!

電書ちゃん

あんたもわざわざアルファベットで笑わないでちょうだい!英語もろくすっぽ話せない癖に。

いろいろあったわけですが

ろす

いやあ、しかし7/19の楽天koboオープン以来、いろいろ大変だったらしいね、コボっち。

電書ちゃん

改めて指摘するのも気が引けるけど、ソフトウェアのインストールや端末のセットアップ、ストアのラインナップやユーザビリティ、いろんな苦情を見かけたわ。その辺り、コボっちはどう考えてる?

電書ちゃん

誤りまくりじゃないの! ついでに言えばサポートセンターは謝りまくりだったわよ!

ろす

ねえねえ電書ちゃん電書ちゃん。これの傑作なところはね、弘法とkoboを

電書ちゃん

わかってるわよ、バカ!

ろす

で、実際のところ僕の場合は、購入をワンテンポ遅らせたおかげなのか、特にトラブルなく使えてるね。ただサービスとしての完成度の低さは否めないし、誰もが簡単に本を読めるような使い勝手にもなってない。はっきり言って使う人を選ぶね。いろんな人がレビュー記事書いているので今更同じ指摘をするつもりはないけど。

電書ちゃん

事後対応もいろいろ話題になったわね。特に不満を訴えるレビューを削除しちゃった件。

ろす

正直あれは禁じ手だと思った。利用者の信頼を幾分損なったんじゃないだろうか。やっぱりさ、信頼できるプラットフォームを選びたいわけですよ。特に僕は出版物が長期に渡って読み続けられる(long-term survival)ことを重視しているから、オープンでWebベースなEPUBに拘っているわけだし、購入するならDRMフリーのコンテンツか、サービス停止のリスクの少ない大規模プラットフォームのものにしたい。だからユーザの意見を誤情報として消すようなところのコンテンツは買っちゃって大丈夫なのか不安になるよ。

電書ちゃん

サービスの充実はいわずもがな、トラブルに見舞われたユーザのケアもしっかりやって信頼を取り戻して欲しいところね。

ろす

(ねぇ、ひょっとして、コボっち泣いてない? 電書ちゃんのツッコミがキツいから。)

電書ちゃん

(あ、あたしは悪くないわよ。キツかったのはあんたでしょ。ほら、なんかフォロー入れなさいよ。)

kobo Touchは実はデキる子?

ろす

えー、とまあ不満を言えばきりがないものの、それでもこのスピードでEPUB 3のビジネス基盤を公開した楽天koboのスピード感というものは脅威的であって、そのスピードで改善が進むのを期待したいところだね。それに端末としてのkobo Touchを評価する声は結構ある。

電書ちゃん

うんうん。

ろす

まずとっても軽くて持ち歩きやすい。E Inkの書き換え速度も早いほうだし、ページ遷移は一旦画面を真っ黒にするKindleより自然な感じがする。

(Kinldeでも反転による書き換え頻度を減らす設定ができるとのこと。@kizuki_jpnさん、あざす。)

電書ちゃん

そうそう、その調子よ。

ろす

そして日本語テキストのレイアウトについてなんだけど、搭載しているNetFront BookReader EPUB Editionは、現状で利用できるEPUB 3の描画エンジンとしては間違いなく最高のものの一つだと思う。目の肥えた組版関係者にも何人か感想を聞いたけど、評判は決して悪くなかった。行末は綺麗に揃うし、連続する全角ダーシも間が開いたりしない。専門家的には、連続する約物の間が空きすぎているのが気になるかもしれないけど、これは現状のEPUBCSSの仕様じゃ対応してないので目をつぶって欲しい。

電書ちゃん

そんな細かいことで喜んでるのは少数派じゃないの。

ろす

ちょっと、せっかくフォローしてるのに水差さないでよ。
はい、そんな最高のエンジンを搭載して、お値打ち価格の7,980円。とってもリーズナブル。自炊やDRMフリーなコンテンツの閲覧には最適だよ。コボっちは実はデキる子。ちょっととっつき辛いけど。

電書ちゃん

対応フォーマットにEPUBとPDFしか書いてないけど、実はHTMLやCBR/CBZも表示できるし、謙虚な性格なのね。能ある鷹は爪を隠すってとこかしら。

読書の革命はソーシャルリーディングで?

電書ちゃん

ついでだからkoboのサービスとしての特色も見ていきましょう。

ろす

うん。koboはもともとソーシャルリーディングに力を入れてきたんだよね。Reading Lifeと呼ばれる一連の機能は本を介して人と人が繋がることを促進しようとしている。(※Reading Lifeは端末の設定によってOFFにできます。)

電書ちゃん

まず、ユーザの読書データをログとして記録できるのよね。あら、情報通信白書が0.1時間で84%既読って、あんた飛ばし読みしかしてないのモロバレじゃないの。

ろす

あわわ。とにかく読者データをいろいろ収集してるんで、そのうち僕の嗜好にぴったりマッチした本もすすめてくれたりするのかな。

ろす

おい、やめろ。(※実際のkobo Touchではこんなダイアログは表示されません。)

電書ちゃん

あとはユーザが特定の行動をするとバッジを獲得できるのよね。これは読書のゲーミフィケーションと言っていいんじゃないかしら。

ろす

やめてくれ。そんな不名誉なバッジ要らない。(※実際のkobo Touchにはこんなバッジはありません。)

電書ちゃん

他にはFacebookで感想をシェアすることもできるわ。Reading Lifeがどの程度活用されるのかはまだ未知数だけど、koboならではの特色よね。

ろす

そうそう。だからこれまでのkoboの持ち味を生かしつつ、楽天のサービスとの間で新たなシナジーが生まれてゆくといいな。

ろす

や め ろ

電書ちゃん

そこはせめて「楽天ポイント」とか答えなさいよ。

僕は気長に見守ります

ろす

じゃあそろそろ締めようか。

8月までに日本語コンテンツ3万点の公約は結局達成できなかったけど、僕は最初からあてにしてなかったんで、どうでもいい。(まあ、約束は約束なんで、お詫びに楽天ポイントでもください。ソーシャルゲームがよくやるみたいに。)コンテンツの充実は、サービスの改良と一緒に気長に待つつもり。

個人的な思いを語ると、2011年にEPUB 3の仕様はできたけれど、満足に利用できない日々が続いていて、僕はずっと歯がゆい思いをしてきた。楽天は僕がずっと望んできてやまなかったEPUB 3の閲覧環境とビジネス基盤をあっという間に現実のものにしたんだ。本当に凄いと思うし嬉しかったよ。安価で高品質なEPUB 3の閲覧環境が普及すれば、他の企業だってEPUBをビジネスにしやすくなる。

電書ちゃん

EPUB 3普及と市場確立に向けての、またとないオポチュニティね。でもね、ろすちゃん、ほとんどのユーザにとってはフォーマットなんてどうでもいいのよ。大事なのは良質なコンテンツと高い利便性。

ろす

そうだね。今回のトラブルが、初めて電子書籍に触れるユーザ層に悪い先入観を与えてしまったのではないかと心配でならないよ。例えば今このタイミングでITに疎い両親から相談されたら、僕は自分の立場を差し置いてKindleを待つことをすすめてしまうだろうな。ユーザの要求に応えるのはAmazonの哲学になっているから、使って便利だし気持ちいいサービスがきっと日本でも提供されるだろう。

でも、楽天koboはまだ真価を発揮していないと思う。ということでkobo Touchを購入した皆さん、よかったら僕ともう少しkoboの行く末を見守りませんか。共にしようではありませんか、喜びも、悲しみも。

そしてこれから購入を検討している皆さん、kobo Touchのご購入はこちらのリンクから。ストアはまだまだ改良の余地がありますが、自前のコンテンツを表示するにはよい端末です。

電書ちゃん

あんた……
単に仲間が欲しかったのね。

結局、個人的な思い入れしか語ってないし、いろんな意味で態度が楽天的だわ。

ろす

はいはい、その言葉甘んじて受け止めますよ。

おう、コボっち。最後にお前も何か言ってやれ!

電書ちゃん

こ、こら! 挑発してどうするのよ! 台なしじゃないの!
もう、一体誰の性格に似たのかしら?

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電子書籍の世界を案内してくれる謎の女の子。
センスの悪い意見には容赦なくツッコむよ。

口癖は「あたしあんたのそういうところが嫌い」

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