数ヶ月前――
電書ちゃん: ああっもうっ! 見てらんないわ。いつになったら電子書籍の普及=あたしの時代が来るのよっ!
やっぱり制作環境かしら。手間をかけずにそこそこの品質の本が作れる便利ツールがあれば、コンテンツはもっと増やせそうね。
よーし、決めた!
ろす: ついに、電書ちゃんの本気モードか? 僕も初めて見るぞ(ゴクリ)
電書ちゃん: じゃ、あとはよろしくね。
ろす: はい?
電書ちゃん: ちゃちゃっと作っといてよ、便利ツール。
ろす: あのー、僕プログラミングはあんまりやらないってゆうか……
電書ちゃん: 今年のJEPA電子出版アワード程度は、軽く受賞しておきたいところね。
ろす: 聞いてないし……
電書ちゃん: 黙ってコード書きなさいよ、ハゲ。
ろす: 僕はまだハゲてないし、それは誰かに強制労働させるために使う言葉じゃない。
電書ちゃん: あんたに成長の機会を用意してあげたあたしの心遣いがわからないの?
苦手なら勉強しなさい。あんただってEPUBを知った頃には、XHTMLもCSSもろくに知らなかったじゃない。出版の現場ではこれまで紙の本しか作ったことのない人たちも、懸命に電子書籍を勉強してるのよ。あんたも見習うべきよ。
いい? 必ず作りなさい。くれぐれもあたしの顔に泥を塗るようなツールにならないようにね。
ろす: ふえぇ……
――そして今日
なんとかリリースに漕ぎ着けました。
会社のサーバ使ってますが、僕の個人プロジェクトです。僕の考えるボーン・デジタルなコンテンツの制作フローを形にしてみました。
即ち、データ資産は簡潔なテキストで編集・管理。EPUBはその都度生成し、再利用はしない、って方向性です。
言語はPHP使ってます。EPUB生成の基本的なフローは、@shunitoさんの md2epub を参考にしました。
ぜひぜひ使ってみてください。チョコレートください。
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